ソフトバンクロボティクス株式会社との共同開発
現在当法人では、ソフトバンクロボティクス株式会社との共同開発により『口腔がん検診』の啓蒙活動にpepper君を活用し、患者様へ広く知識を広めるべく、啓蒙ソフト開発を共同開発しております。
具体的には、口腔がんのQAのためのロジック作りや、内容の監修を当医療法人にてサポートさせて頂いております。
現在テスト段階まで進んでおり、近く皆様に御覧いただける状況になると思います、是非ご期待下さい。
医療法人社団マハロ会
http://www.kamimura-shika.jp/
※ソフトバンクの正式なプレスリリースです。
Pepperを活用した新たな歯科
皆さまはPepperというロボットをご存知でしょうか。レストランや小売店で接客をしている様子を街中で見かけることも増えてきましたが、最近では病院・クリニックでの導入も進んでおります。Pepperを待合室や受付に設置し、訪れた患者にいくつかの症状を問い、病気の可能性を示唆する、疾患啓発を行います。ポスターやデジタルサイネージで疾患啓発や検診の呼びかけを行う病院・クリニックは多いですが、患者が主体的にそれらを見ようとする機会は比較的少ないです。しかし、人型のロボットに積極的に触れようとする患者は多く、Pepperが病気の症状や原因を説明をしてくれると、耳を傾けます。例えば、内科では睡眠時無呼吸症候群、外科では骨粗鬆症の説明を行い、病院に訪れた人がそれら病気のリスクを知り、月間の検査数が数倍にも増えました。
この疾患啓発Pepperですが、これまで歯科向けのコンテンツがありませんでした。そこでこの度、医療法人社団マハロ会 理事長 上村英之先生監修のもと、歯科向けコンテンツを公開することになりました。内容としては①歯周病チェック②口腔ガンチェック③口臭チェックのサポートをPepperが行います。例えば、Pepperが「歯磨きをすると血が出る?」や「歯と歯の間に隙間ができたりした?」等の質問を行い、それに回答することで歯周病の可能性を教えてくれ、危険度が高いと判断した人には詳しい検査を促します。監修いただいた上村先生からは「今回監修させていただきました疾患啓発ペッパーですが、特に症状が出にくく、重症化してからでは手遅れとなりやすい歯周病や近年、日本人の罹患率が急速に上がってきておりガンのなかでも死亡率が高く、術後QOLの著しい低下を招く口腔ガン、自分では気が付きにくい口臭の3つにスポットをあて開発に携わりました。いずれも5問程度の簡単な症状に関する質問に、はい、いいえで答えてもらい、症状を数値化することでリスクの診断をするというものです。非常に簡便で短時間で出来るので診療前の待ち時間などで操作してもらえます。このシステムがなにより早期発見、早期治療につながり、重症化予防の一助となれば幸いです。」
とのお言葉をいただきました。Pepperが病気を早期発見し、一人でも多くの患者を救えることを願っております。
ソフトバンクロボティクス株式会社
https://www.softbank.jp/corp/group/sbr/about/profile/