親知らずを抜きたい・親知らずが痛い
新橋はバリバリ働いている方が多いというイメージなのですが。
そうですね。
親知らずが腫れて顔がパンパンになっているけど、お仕事を夜遅くまでやっていて家の近くの歯医者に行けない方が「何とかしてほしい」ということで来院されますね。
・・・親知らずで腫れてパンパンって、痛いですよね。
大変ですね。
お顔もボコッとなっている、口が開かないなど本当に重症だと、飲み薬の抗生物質だけじゃなくて点滴じゃなきゃダメだなという方もいます。
点滴はここで出来るのですか?
出来ないので、大学病院や関連の病院に紹介します。
した方がいいのか?しなくてもいいのか?の判断が出来ます。
新橋赤レンガ歯科クリニックでは、何の治療が一番多いですか?
抜歯が一番多いですね。
新橋は、仕事の忙しい人が多いですよね。
抜歯は、大学病院ではまず初回の診察で抜いてくれません、「また来てね」という感じになります。
新橋赤レンガ歯科クリニックでの僕の診療は月1回ですが、時間を合わせていただければ僕だったらほぼその日のうちに抜いちゃいます。
※炎症が強い場合は、その日に抜歯が出来ないこともあります。
先生は自分の親知らずを自分で抜いたそうですが。
抜歯は「感触」が大切です。
自分で抜いたのは上の親知らずなので、鏡で見ても見えません。
当たっているところさえ間違えていなければ、感覚を頼りにして抜くことができます。
抜歯は「パズル」なのです。
ここに力を掛けたらこう動くはず、動かない、じゃあ「レントゲン」と「口の中の状況」と「その力の掛かり具合」を頭の中に全部入れる。
そうすると「ここが引っかかっているから、これは抜けないんだな。引っかかっているところを削れば、抜けるんだな」となります。
そう考えると、引き出しが多いことが有利になります。
親知らずとは?
親知らずは智歯(ちし)や第三大臼歯とも呼ばれる永久歯で、20歳前後に一番奥に生えてくる臼歯です。
歯ブラシが行き届かないため汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病になりやすい歯です。
また、斜めや横に生えたり、埋まっている場合もあります。
親知らずの治療の流れ
院長が言うように、親知らずはトラブルが起こりやすい部分です。
磨きにくいので虫歯になりやすいうえに、疲れがたまると親知らずの周囲が腫れてしまうという方も多いです。
そのようなリスクを考えると親知らずは「抜歯」が多くの方の選択肢になりますが、心配なのは抜歯時の「痛み」だと思います。
当院院長は口腔外科出身、さらに口腔外科指導医も在籍しています。
安心してご相談ください。
1. 親知らずの状態を確認する
問診、触診、レントゲン撮影を行い、親知らずの状態を詳しく検査・把握し、患者様にわかりやすく説明をします。
痛みや腫れがある場合は消炎処置を行い、抗生剤や鎮痛剤の処方をします。
※炎症が強い場合は、抜歯後の痛みが強く出ることが多いため、その日に抜歯は行いません。
2. 抜歯
腫れや炎症がなくなったら麻酔をし、抜歯をします。
時間は早い場合は、数分で出来ることもありますが完全に骨の中に埋伏(まいふく:埋まっている)している場合は30分~1時間かかる場合もあります。
3. 抜歯後の消毒と確認
抜歯した翌日に消毒と治癒の確認をします。
4. 抜糸
縫合した場合、抜歯後約1週間後に抜糸をし、治療終了です。
親知らずのQ&A
Q. 親知らずは抜いたほうがいい?
A. おおよその目安は下記のとおりです。
●抜かなくていい場合
痛みがない/噛みあう歯がある/まっすぐ生えている/口の中に違和感がない
●抜いたほうがいい場合
①斜めや横向きに生えていて虫歯や歯周病のリスクが高い
②歯ぐきがしょっちゅう腫れている
③歯並びに悪影響を与える
④親知らずの一つ手前の歯に虫歯ができるリスクが高い
⑤口臭の原因になる
Q. 完全に埋まっている親知らずはどうしたらいいのですか?
A. 腫れや痛みがなく正常に生えてくる可能性が高い場合や、親知らずの歯が骨や歯肉の中に潜り込んでいる場合は、抜かなくても大丈夫なケースもあります。
親知らずが水平な場合は、抜歯の難易度が高くなります。
Q. 出血はどれくらい続きますか?
A. 通常30分以内に治まります。
「かさぶた」の状態になるまでは血が出やすいため、飲酒や運動、長時間入浴などの血行が良くなることを避けてください。
もし血が出てくるようならば、清潔なガーゼなどを咬んで出血を止めます。
ガーゼに少量の血がつく、唾液に血が少しまざる程度の出血は正常です。
Q. どれくらい腫れますか?
A. 抜歯後の腫れは体の刺激に対する正常な反応で、術後2日程度でおさまってきます。
腫れることもありますが、腫れないこともあります。
Q. 痛みがどうか心配です。
A. 抜歯後の痛みは通常1日~3日程度続くことが多いようですが、痛みの感じ方は個人差があり、「さほど痛くなかった」とおっしゃる方もいます。
抜歯後痛み止めの処方をしますので、どうぞご安心ください。
Q. 親知らず、どんなタイミングで抜くのがおすすめ?若い方が良い?
A. 年齢を重ねると親知らずの周りの骨が硬くなり、抜けにくくなるため早いタイミングの方が楽です。
Q. 親知らず、抜いた後、どれくらいの頻度で医院に来る?
A. 縫合が必要な抜歯の場合は1週間後に抜糸にきて頂きます。