冷えやストレスで噛みしめが増える?冬のブラキシズム対策

就寝時のマウスピースや日中の意識改善を紹介

こんにちは。新橋赤レンガ通り歯科クリニックです!

冬になると、「朝起きたときにあごが重い」「歯がしみる」「肩や首がこる」といった症状を訴える方が増えてきます。
その原因のひとつが、無意識の“噛みしめ”や“歯ぎしり(ブラキシズム)”です。

冬はなぜ噛みしめやすくなるの?

寒い季節は、体が冷えて筋肉がこわばりやすくなります。
肩や首だけでなく、実はあごの筋肉(咬筋や側頭筋)も緊張しやすいのです。

さらに、年末にかけて忙しくなる時期は、
仕事や生活のストレスで知らず知らずのうちに力が入り、
歯を食いしばる時間が長くなってしまうことも。

その結果、
• 朝起きたときのあごの疲れ
• 歯がしみる・欠ける
• 顎関節の痛みや音
• 肩こり・頭痛
など、さまざまなトラブルを引き起こすことがあります。

ブラキシズム(歯ぎしり・噛みしめ)によるお口の影響

・歯のすり減り・欠け
・詰め物や被せ物の破損
・歯ぐきの炎症、知覚過敏の悪化
・顎関節症(口が開けにくい・音が鳴る)
・慢性的な肩こり・頭痛

こうした症状は、睡眠中の強い力(体重の2〜3倍!)が歯や顎にかかることで起こります。

就寝時のマウスピースで歯を守る

夜の歯ぎしり・食いしばりには、ナイトガード(マウスピース)の使用が効果的です。

歯科医院で自分の歯に合わせて作るマウスピースは、
睡眠中に歯が直接ぶつからないように保護し、
歯や顎へのダメージを軽減します。

また、装着することで“噛みしめている自覚”が生まれ、
自然と力を抜く意識づけにもつながります。

日中の「TCH(上下歯列接触癖)」にも注意

日中も、無意識に歯が触れ合っている時間が長い人は要注意。
この癖を「TCH(Tooth Contacting Habit)」と呼びます。

リラックスしているとき、上下の歯はわずかに離れているのが自然な状態です。
歯がずっと接触していると、筋肉が疲労してしまいます。

意識改善のポイント:
• 唇は閉じて、歯は離す
• 仕事中やスマホ使用中に、時々あごの力を抜く
• 肩や首のストレッチを取り入れる
• ストレス発散やリラックスタイムを意識的に作る

冬のブラキシズム対策まとめ
• 冷え対策で筋肉の緊張を防ぐ(首・肩・あごを温める)
• 日中は「歯を離す」意識を持つ
• 夜はマウスピースで歯を守る
• 定期検診で歯のすり減りや噛み合わせをチェック

歯やあごの違和感を感じたら早めの受診を

噛みしめや歯ぎしりは、放置しても自然に治ることは少なく、
気づかないうちに歯や顎関節へ負担をかけ続けてしまいます。

新橋赤レンガ通り歯科クリニックでは、
マウスピースの作製や、日常生活での力の抜き方アドバイスなど、
一人ひとりに合わせたブラキシズム対策を行っています。

「最近あごが疲れる」「朝起きると歯が痛い」などの症状がある方は、
ぜひ一度ご相談ください。

新橋赤レンガ通り歯科クリニック
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