旅行中に歯が痛い!今すぐできる応急処置と、旅行前に歯科検診に行くべき理由
旅行という楽しい時間の中で、突然襲ってくる「歯の痛み」ほど辛いものはありません。すぐにいつもの歯医者さんに行けない旅先や移動中、どう対処すべきか。
今回は、歯科医師の視点から**「旅先での歯痛サバイバルガイド」と、最高の思い出を台無しにしないための「事前検診の重要性」**について解説します。
1. 旅行を100%楽しむために「事前検診」が必要な3つの理由
「今は痛くないから大丈夫」と思っていても、旅行中には歯痛のリスクが潜んでいます。
- 理由①:飛行機の気圧変化(航空性歯痛) 機内の気圧が下がると、歯の神経が入っている空洞(歯髄腔)の空気が膨張し、神経を内側から圧迫します。これを「航空性歯痛」と呼び、小さな虫歯や治療途中の歯がある場合、激痛に変わることがあります。
- 理由②:旅の疲れと免疫力の低下 移動や慣れない環境での疲れ(時差ボケや寝不足)は、体の免疫力を下げます。すると、普段は大人しくしている「歯周病菌」や「根先の膿」が急激に暴れ出し、歯ぐきの腫れや痛みとして表面化するのです。
- 理由③:旅先での治療はリスクが高い 特に海外では、日本の保険が効かず治療費が高額になるだけでなく、言葉の壁で症状を正確に伝えられない不安もあります。また、現地の応急処置だけでは根本解決にならないケースがほとんどです。
2. 【応急処置】今すぐ痛みを和らげる3つの方法
どうしても我慢できない時、まずは以下の3つを試してください。
- 市販の鎮痛剤(痛み止め)を飲む ロキソニンやイブなど、普段飲み慣れている鎮痛剤は歯痛にも有効です。
- 頬の外側から冷やす 濡れタオルなどで、痛みがある場所を外側から冷やしてください。炎症を抑えることで痛みが緩和されます。※氷を直接口に含むなど、冷やしすぎは逆効果になるので注意しましょう。
- 汚れを優しく取り除く 虫歯の穴に食べかすが詰まっている場合は、ぬるま湯ですすぎ、フロス等で優しく掃除してください。
3. 【要注意】痛みを悪化させる「NG行動」
- 飲酒・長風呂・激しい運動:血行が良くなると、痛みが増します。
- 患部をいじる:細菌が入り込み、炎症を悪化させます。
- 喫煙:ニコチンが患部を刺激し、痛みを強めてしまいます。
結論:旅行の1〜2週間前には「お口のチェック」を!
旅先での歯痛の多くは、事前の検診で防ぐことができます。 当院では、お出かけ前のクリーニングや、痛みが出そうな箇所の事前チェックを行っています。
「最近、冷たいものがしみるかも…」「しばらく歯医者に行っていないな」という方は、安心を買うつもりで、旅行前に一度お口の中を見せていただけませんか?
当院は急患・当日予約を受け付けています
新橋赤レンガ通り歯科クリニックでは、急な歯の痛みでお困りの方の**急患対応(当日予約可)**を行っております。 「旅先から帰ってきたばかりで今すぐ診てほしい」「旅行を控えているので不安」という方は、お気軽にお電話ください。
【[新橋赤レンガ通り歯科クリニック] お問い合わせ先】
- 電話番号: 03-3436-4618
- アクセス: 港区新橋4-5-15 新橋新和ビル2階


