【科学の日】実はすごかった!お口の中で働く「唾液」と「フッ素」の科学的パワー

みなさん、こんにちは!

新橋赤レンガ通り歯科クリニック 院長の後藤です。  

本日(10月23日)は「発明の日」であり、科学技術に親しむ「科学技術週間」でもあります。いわば「科学の日」とも言えるこの時期、少し難しそうに聞こえる「科学」ですが、実は私たちが毎日接している「歯」や「お口の健康」とも深い関係があるのをご存じですか?

当院では、お忙しい合間を縫って来院される患者様のご負担をできる限り減らし、一生涯ご自身の歯で過ごしていただくためのケアや治療をご提案しています。今回はその土台となる「お口の中の科学の不思議」について分かりやすくご紹介します!  

1. 自然が生んだ最高のバリア!「唾液(だえき)」の化学変化

毎日お口の中で作られている「唾液」。実はただの水分ではなく、驚くほど高度な成分が含まれた「科学的な液体」なのです。

 酸を中和する「緩衝(かんしょう)作用」

お食事をすると、お口の中の細菌が糖分を分解して酸を作り出し、お口の中が「酸性」に傾きます。すると歯の表面が溶け出してしまうのですが、唾液に含まれる成分がこの酸を中和し、中性に戻してくれる働きをしています。

 溶けた歯を元に戻す「再石灰化(さいせっかいか)」

唾液にはカルシウムやリンといったミネラルが豊富に含まれています。酸で少し溶けてしまった歯の表面(初期むし歯)に、これらのミネラルを補給して修復(再石灰化)してくれる仕組みがあります。

2. むし歯予防の強い味方!「フッ素」の科学的アプローチ

予防歯科や歯磨き粉でおなじみの「フッ素(フッ化物)」にも、歯を強くするための明確な科学的理由があります。

1. エナメル質を強化する(フルオロアパタイトの形成)

歯の一番外側にあるエナメル質は「ハイドロキシアパタイト」という成分でできていますが、フッ素を取り込むことで、より酸に強く溶けにくい「フルオロアパタイト」という構造に変化します。

2. 細菌の働きを抑える

フッ素には、むし歯菌が酸を作り出す酵素の働きをブロックする作用もあります。

3. 先進の科学技術で進化する「現代の歯科医療」

お口の中の科学変化だけでなく、歯科医院で使用する機器や設備も、科学技術の発展とともに日々進化しています。  

 デジタルレントゲン・CT: 少ない被ばく線量で、立体的に骨や神経の状態を精細に解析

 拡大鏡・マイクロスコープ: 肉眼では見えないミクロな世界を拡大し、歯を削りすぎない精密な治療を実現

 CAD/CAM(キャドキャム)システム: コンピューター上で精密な詰め物・被せ物を設計・作製

新橋赤レンガ通り歯科クリニックでも、患者様の治療期間や通院回数の負担を極力軽減できるよう、こうした先進機器を取り入れながら丁寧な診査・診断を行っています。

まとめ:毎日のお手入れと定期メンテナンスは、自分で行う「未来への投資」

「丁寧に歯磨きをする」「フッ素入りの歯磨き粉を活用する」「しっかり噛んで唾液を出す」といった日々の習慣は、すべてお口の中の化学バランスを整える大切なアクションです。

歯の痛みが限界に達してから治療を始めると、通院回数もかさみ、お仕事や日常生活にも支障が出やすくなります。だからこそ、3か月~半年に1回程度の定期的なメンテナンスで「何も起こらない状態」をキープすることが、忙しいみなさまの時間を守り、将来にわたって歯を残すための近道です。

「忙しくてなかなか通えない」「最近むし歯になりやすい気がする」など、どんな小さなお悩みでも構いません。正しく診断した上で患者様一人ひとりに合わせた最適な方法をご提案しますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

皆様のご来院を、スタッフ一同心よりお待ちしております!

03-3436-4618